かさねの色目

  • 2019.02.06 Wednesday
  • 23:27

 

かせねの色目とは、平安時代の雅な色合わせのことで、

 

重ね、または、襲、の字が当てられます。

 

生地の表と裏の組み合わせは「重ね」、

 

重ね着をした衣には、「襲」を使うそうです。

 

当時、宮中の女性たちが身にまとった装束の衣は大変薄く、

 

衣を少しずつずらして着ることによって、生地の色が透けて重なり合う、

 

十二単の美しいグラデーションが生まれていました。

 

今の着物のように、自然をそのまま描くのではなく、

 

色の変化で表現していたということが、不思議でもあったのですが、

 

先日、NHKの番組を見て、なるほどと思ったことがありました。

 

今も建設中の世界遺産、「サグラダ・ファミリア」。

 

40年前から、日本人彫刻家の外尾悦郎さんという方が、

 

芸術工房監督を務めていらっしゃるそうです。

 

ガウディが残した建設資料は、内戦で焼失してしまい、

 

外尾さんは、わずかな手がかりを探しながら、

 

試行錯誤して教会を作ってこられたとのことでした。

 

ガウディは、「光」と「色」にこだわっていたそうですが、

 

近年発見された遺品のから、

 

グラデーションの研究をしていたことが分かったそうです。

 

外尾さんは、ガウディは自然から学んでいて、自然界には境目がない、

 

だから、境界線のない色のグラデーションの空間を創ろうとしていたのではないか、

 

というようなことを仰っていました。

 

ガウディも、かさね色目を生み出した平安の人々も、

 

境目がなく、ゆるやかに繋がり、調和している自然をお手本にし、

 

自然を表現しようとしていたのですね。^^

 

 

 

JUGEMテーマ:和心で生活を楽しむ

コメント
コメントする








    

calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
2425262728  
<< February 2019 >>

”江戸検”合格しました

つまみ細工「さとみや」ロゴマーク

selected entries

categories

archives

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM